第55回 ひっそりと改正された労働契約法・・・

来月4月1日から労働契約法が改正されます。

現在、有期契約で働かれている方は全国で1,200万人と推計されています。
このうち約3割の方が、通算5年以上有期契約を繰り返し更新されて働かれているそうです。
この改正は、そうした契約社員やパート、アルバイトなど有期契約で働かれている方全員にかかわる法改正となっています。


ではどのような法改正なのでしょうか。
それは、有期契約が繰り返し更新されて通算5年を超えると、無期労働契約に転換することが出来るというものです。
つまり、通算5年を超えた時点で、労働者側から申出れば次からは無期労働契約(期間の定めのない契約)になり、そこからは“契約を切られてしまうのではないか”といった心配を一切する必要がなくなるのです!!

しかし、これはあくまでも契約期間が定めのないものになるという事なので、「正社員に必ずなれる」とか、「正社員になって長時間働かなくてはならなくなる」ということではありません。


この通算のカウントは、平成25年4月1日以後に開始する有期契約が対象になります。
ですから、平成25年3月31日以前に開始した契約は通算期間には含めません。

そして、この無期契約になるには、あくまでも労働者側からの申し出が必要です。
ですから、この制度をしらないとずっと不安定な状況で働くことになり損をしてしまいます。

では次回、その申し出のポイントや、この法改正で懸念される点などをお話したいと思います。