第54回 最低賃金とはなにか。

みなさんは「最低賃金」を意識された事はありますか。

この最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限を定め、使用者はその最低賃金額以上の賃金を支払わなければならない制度です。


この最低賃金は、各都道府県で定められているものと、特定の産業別に定められたものの二種類あります。
だいたい毎年10月頃に改定された最低賃金が発表されます。
各最低賃金は厚生労働省のホームページから確認することができます。


では、自分の給与が最低賃金以上になっているかはどのようにして調べたらよいでしょうか?
給与の支払われ方により異なります。

1)時間給の場合・・・時間給≧最低賃金

2)日給の場合・・・・日給額÷1日の所定労働時間≧最低賃金

3)上記以外(週給・月給等)の場合・・・・下記の計算式で賃金額を1時間当たりの金額に換算し最低賃金と比較。
                      ※最低賃金の対象となるのは、毎月支払われる基本的な賃金に限られます。

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では、例をあげてみましょう。

東京都で働くKさんの場合
   ・年間所定労働日数255日
   ・基本給 140,000万円、職能手当 4,000円、皆勤手当 10,000円、通勤手当 15,000円  計169,000円
   ・所定労働時間 8時間


上記条件に基づいて計算すると、
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したがって、Kさんの場合は最低賃金を満たしていないことになります。
つまり違法です!
この場合Kさんは、最低賃金額との差額を請求する事が出来ます。仮に会社側が拒否した場合、企業には罰則が定められています。

皆さんも一度確認されることをお勧めいたします。