第53回 労働組合の実状

この時期になると労使交渉の始まりを伝えるニュースを聞きますが、そもそも労働組合とは一体どのようなもの
なのでしょうか。

労働組合は、給与や待遇改善等の従業員の希望を経営陣に伝え、実現に向けて交渉するにあたって、同じ思い・
意見を持つ人たちで構成されています。



この労働組合の期限は、遡る事18世紀半ばの作業革命以降、工場の人たちがまとまって組合をつくり、アメリカ
やヨーロッパを中心に広がりました。

日本では、明治時代に最初の組合ができ、現在日本には約5万5千の組合があるようです。
ただ昔に比べるとかなり組合の数は減っており、厚労省によると高度成長期の1960年代に比べると20%下回っているようです。

減少要因として、団体交渉をしたとしてもなかなか給料が上がらないことや、非正規雇用が増えるなかで、そうした
パート・アルバイト・派遣社員といった非正規雇用の方々が会社ごとの組合に入れないといったケースが減少している理由の一つかもしれません。


憲法でも、労働三権と言われる「団結権、団体交渉権、団体行動権(争議権)」が認められています。


労働三権とは、
団結権・・・労働者が労働条件改善の為に組合を作ったり、加入したりして団結し活動する権利。
団体交渉権・・・労働条件改善の為に、団結して会社側と交渉する権利。
団体行動権(争議権)・・・団体交渉において、雇用者側に要求を認めさせるため、団結して
              就労を放棄するなどのストライキ等を行なうことを認める権利。


これからは正規雇用・非正規雇用関係なく、働く全ての人の働く環境が良くなり、より良い暮らしをしていくことが出来るよう、時代に合わせた組合が必要なのかもしれません。