ご存知ですか?国民年金後納制度の時限措置

従来、納付期限から2年が過ぎると、時効により保険料を納付することが出来ませんでした。

しかし、昨年10月より、2015年(平成27年)9月末までの時限措置で、過去10年間に遡って国民年金の保険料
納付できるようになりました。

この時限措置により、納付期間が足りずに受給できなかった方も、後納する事により受給資格を得ることができるようになりますし、受給資格はあるものの金額が少ないという方も、受給額を増やす事ができるようになります。

注意点としては、まずこの制度は、既に国民年金を受給されている方は対象外という点です。

そして、対象となる期間は60歳よりの期間の未納期間分で、最も古い分から納める必要があります。
納付する保険料は当時の保険料になります。

そして、それに加えて加算額を払う必要があります。
(加算が必要なのは、あくまでも過去2年分よりもの保険料を納付する場合です)


そして、悩ましい点がもう一つ。
昨年8月に成立・公布された年金機能強化法が予定通り施行されれば、65歳以上の方が、保険料納付済期間、保険料免除期間及び合算対象期間を合算して10年に達した場合、平成27年10月から年金を受けることができるようになります。
つまり、年金受給に必要な納付期間が、現在の25年から10年に短縮されるのです。

ですから、どちらかというとこの「後納制度」は、受給資格を得るというよりも、将来受ける年金額を増やすことができるという点で大きなメリットがあるのかもしれません。
1か月分の保険料を納めれば年額1,600円程、一年分(12ヶ月)収めれば、年額約20,000円程増額することができます。(H24年度計算)
そして、払った保険料はその年の税金の控除を受ける事ができます。

この制度は分納も可能です。

もし、過去10年間に納め忘れた保険料がある方は、この後納制度の利用を検討されてみてはいかがでしょうか。